こんにちは、英才教育ママです。2020年秋から早稲田アカデミースーパーキッズコースのオンデマンドについてご紹介したいと思います。
※個人の感想であり、提供会社とは一切関係はありません。
早稲田アカデミーのオンデマンドサービスとは?
早稲田アカデミーのオンデマンドサービスは、2020年秋(9月)から開始したサービスです。コロナの影響でスーパーキッズコースに通塾出来ない生徒のためにオンデマンド配信が始まった様子です。このオンデマンドは通塾生と全く同じ授業内容をオンデマンドで配信し、宿題部分も通塾生と同じできちんと配布されます。この部分では四谷大塚と同じサービスですね。
・スーパーキッズコーステキスト(国語と算数)
・ウィークリーステップ(国語と算数の宿題)
・読書感想文のノート
受講料は1980円から始まり来年度は4400円に値上げがありますが、それでも格安だと思います。
算数:早稲田アカデミーの授業内容
図形問題が豊富
スーパーキッズコースは、図形問題やサイコロ問題が豊富です。四谷大塚やSapixの通信に比べても多くの問題が用意されています。ということは、学年相当よりも少し難しめのものを問題として取り扱う方針なのでしょう。この図形問題は受験にも通ずるようなものだなと思うので、とても良い教材です。本当は中身を見せたいところなのですが、すみません。早稲田アカデミーのチャレンジテストの図形問題の発展版がたくさん取り扱われていると思ってください。
パズル系問題が豊富
思考力を鍛えるようなパズル系問題が豊富です。例えば算数塾で有名なエルカミノなどが取り扱っている問題と種類は似ています。しかし異なるところは、エルカミノは試行錯誤を大切にしていますが、塾テクニックをすぐに教えてしまいます。先生は「試行錯誤しなくても解けるんですよ。ここから解いて〇〇して〇〇します。」という場面が何度もあります。親としてはほほぉと感心します。でも子供をどう育てたいか、子供に低学年の間に何を身に着けてほしいかを考えた時に、沿わない可能性はあります。粘り強さがなくならないかなと少し不安になるからです。私は子供に見せる前に、動画チェックをするようになりました。
チャレンジテストに出題される
早稲田アカデミーのチャレンジテストを受講されたことはありますか?チャレンジテストはとても難しく、我が家はいつもがっくりする成績をとっています。そして早稲田アカデミーの面談でも聞くと、他塾よりも難しめに設定しているそうです。お受験経験者やおうち学習ありの方対象に平均点を60点程度で設定しているとのこと。
しかしスーパーキッズコースの教材を分析してみると、早稲田アカデミーの授業教材からきちんと出題されています。そのため、塾生は有利な結果が出るようになっています。私は早稲田アカデミーのチャレンジテストの問題は非常に良いなと思っていたので、それが教材+オンデマンドになっているのは素晴らしいですよね。
他塾のテストは偏差値60以上を取れて弱点が見えにくいため、出来ないところが洗い出されず本質をついてないものになってしまいます。しかし早稲田アカデミーのテストは弱点が洗い出されるため、我が家にとっては良いテストだと思います。
国語:早稲田アカデミーの授業内容
長文読解はかなり難しい
早稲田アカデミーの長文読解は素晴らしいです。1年生後半ですと、A3プリントが4枚分相当の長文読解が出てきます。文章をそのまま抜き出す問題は少なくなります。抜き出すだけでは正解にならないのです。
例えば「主人公はどう思ったのですか?」という質問に、
・主人公はどう思ったかの動機を抜き出しかつ自分の言葉で付け加える必要がある、
・文章Aと文章Bを合体して答える必要がある、
・答えがその問題ページからではなく次のページにある、
・答えが文章に一切載っていない(自分で考える)etc
これ小学1年生じゃ無理だなと思う問題が多いです。
息子に関しては抜き出し問題は完璧にできる子なので、なんとかついていけています。また教文章Aと文章Bを創作する、自分で心情を書くなどをテクニックとして教えないと対応できないです。この難しさから考えると、国語が苦手だからといって早稲田アカデミーの通塾やオンデマンドを選択するのは危険です。まず本を読む習慣をつけるなど他ステップが必要だと思います。
国語の教材を見ての感想ですが、もう1年生から取り返しがつかないのでは?と思うぐらい学力に差が出てきてしまうんだなと思いました。目指すは早稲田アカデミーの読解を7割取れる学力にしておくということが大切ですね。
読解への解説
読解への解説は非常にわかりやすいです。毎回毎回読解文を読む時の心得を繰り返し言ってくれるのも素晴らしいと思っています。読解への解答の仕方はテクニックを先生が丁寧に解説してくれます。例えば、この解答だけでは答えとしては足りない、この部分を追加すべきなどを教えてくれます。また、選択肢の一つ一つに対して、子供が間違えそうなものを丁寧になぜ違うのかを説明してくれます。
しかし問題自体が難しいので、解説自体がわかりやすくても根本的に理解できていなかったら、解説を聞かせてもわからないと思います。
解説は非常に速いと思います。ビデオなので解説の後にすぐに先生が答えを言ってしまいます。先生の解説を聞いた後に、ビデオを止めて「じゃあ自分で答えを書いて!」と言わないとわかっているかがわかりませんので、親がサポートする必要があります。
文章をまとめる練習
長文読解とは別に文章をまとめる練習ができます。400~800字程度の文章を60字から70字程度にまとめる練習問題があります。これは難しい。しかしこの作業ができれば、前述していた読解問題の解答をまとめる力がつくと思いました。息子ははじめは全部そのまま書き写して工夫をしなかったのですが、今は少し工夫して何が重要なポイントかを整理し、そこから抜き出すようになりました。
国語の宿題も難問ぞろい
国語の宿題は基本授業用教材には関係ないものが出ます。主に語彙を問う問題、漢字、語彙を使った文章作成です。語彙に関しては、親に聞かないとわからない語彙がバシバシ出てきます。「まごつく」「はばむ」「しんみり」など親もいきなり言われるとびくっとしますね。漢字に関しては普通の問題集には出てこないような漢字が出てきます。「女がみさま」「上しょうする」「先とうにいる」など、ちょこっと難しいです。
オンデマンドの講師はプロ
オンデマンドの講師は塾でも精鋭講師が行っているんだろうなと思います。まぁそうですよね。保護者が横で目をギラギラさせながら見てますしね。他塾のオンデマンドももちろんプロではありますが、講師の準備が素晴らしいと思います。解法を1つではなく色んなパターンを準備してくれるし、「答えとは違う解法を今日は教えます」など、低学年は親が教えようと思っている家庭も大満足な内容だと思います。ここ実はポイントです。低学年であっても塾が必要だなと思わせるようなテクニックがたくさんあります。私は勉強になりました。しかし前述したように、すぐに塾テクニックを話してしまうというところは家庭の方針と相談して受けた方が良いと思います。
詳しくはここに書いてあります。
低学年だからこそメリットを感じる オンデマンド授業
サービスはまだ発展途上
早稲田アカデミーのオンデマンドは開始したばかりなので発展途上でしょう。契約した時の条件と現在の条件も異なるし、保護者からの信頼は失い兼ねない対応をしているのが正直なところです。
その理由として、四谷大塚とSapixの通信教育は通信教育の部署が教材発送や問い合わせを担当しています。普通そうですよね。しかし、早稲田アカデミーのオンデマンドを受講するためには、一旦入塾する必要があります。入塾に際し、どこの校舎に所属するのかを決定する必要が出てきます。その校舎に一任されているので、教材発送の時期が不明確(その月になっても送付されない)、契約時の説明と異なることが出てくるのです。なぜ校舎対応かというとオンデマンド契約した生徒は、入会費も払ってもらったし、その校舎に将来通うであろうと見なしているのでしょう。
担当者が通塾生の授業と勧誘とオンデマンド発送も担当してて手が回っていないと感じます。担当者から下の子の勧誘電話を受けるのですが、保護者からしたら「勧誘電話してる暇があったら、オンデマンドの教材送ってほしいんですけど。」と思って電話を受けています。
オンデマンドの講師が精鋭なのに、残念です。
さいごに
我が家は来年度は早稲田アカデミーのオンデマンドは必須だろうなと思っています。算数は似たような低学年用の問題はありますが、国語はなかなかここまで難しいのはないなと思っています。スーパーキッズコースはとても難しいです。そして誰もが受けられるレベルではないということを書いておきます。我が家はギリギリついていけるかなと子供に希望を持って続けようと思います。しかしそれは子供が勉強を頑張ろうという意思があるからです。そうでなければ、無理させてはいけないと継続はしてないと思います。生意気なことを書いていますが、一応皆さまが正しい判断ができるように書いておきます。
教材はピカイチ、講師もピカイチ!ぜひ早稲田アカデミーに問い合わせしてみてください。
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